ももクロのライブで顔認証。ネットダフ屋行為とは？

アイドルグループ・ももいろクローバーZが、日産スタジアムで７月に開催される公演から、入場時の本人確認方法として、
「顔認証入場」を導入する事が発表されました。

入手が困難を極めるももクロのコンサートチケット。
かねてからオークションサイトなどで高額での取引が問題視されていました。

そもそもチケット転売は禁止されていましたが、
オークションでは色々なコンサートのチケットが高値で取引されています。
私もオークションでチケットを購入した経験があります。

チケット転売はどのような罪になるのでしょうか？
イベント等チケットを「転売目的」で購入し、オークションで値段を釣り上げて売る。
この行為は「ネットダフ屋行為」と呼ばれています。
ももクロなどの人気アーティストのライブチケットなどは、
定価の何倍にもなって落札されています。

こうした状況は、「お金をもっている人しかライブにいけない」
「転売目的で購入されると、チケットを購入できない人が沢山出てくる」
などの不満の声があがっています。

高額転売を目的とした、いわゆる「ダフ屋」行為は、多くの自治体で
迷惑防止条例違反となり、規制の対象となっています。
ネットでも行為は同様です。

例えば東京都の条例では
・不特定の物に転売する目的で公共の場所において入場券等を購入する行為 ・転売目的で得た入場券等を公共の場所において不特定の者に売る行為
以上の行為を禁止し、違反行為について６ケ月以下の懲役と５０万円以下の
罰金が科されます。

「コンサートに行こうと思っていたが、都合が悪くて行けなくなったので、
誰か欲しい人が入れば譲ってあげたい。」
は、転売目的では無い為、罪にはなりません。
目的の証拠が掴み辛いこともあり、取締りは容易ではないようです。

取締りが容易であれば、今回の「顔認証」にする前に歯止めはできたはず。

これだけ告知をしても、ネット転売はありえると思います。

顔認証入場をパスする方法を検索する輩が増えてくると思いますが、
どこまでこのシステムが現実的なものか見てみたいと思います。

入場がスムーズに行われるとの目的ですが、これらも果たせるのでしょうか？

---

スポンサーリンク

タグ：ももクロ　顔認証